車検のおおよその時期は把握していたけれど、改めて見たら「すっかり車検の期限が過ぎていた!どうしよう…」と困ってしまいますよね。
また、家族や友人から車を譲ってもらった場合にも、車検の有効期限が知らぬ間に切れていたら焦ってしまうでしょう。
実は、車検が切れた車を乗り続けると違反点数6点、6ヶ月以下の懲役又は、30万円以下の罰金に処される恐れがあります。
この記事では、車検が切れてしまった車を車検に通して乗るまでにいる人がどのようにして車検を通せば良いのか解説していきます。
車検が切れた車はフロントパネルに貼ってある車検の有効期限シールで即座にバレます。

「シールを剥がして運転すればバレないのでは?」と考えたかもしれませんが、このシールを剥がしたまま運転すると道路交通法違反で処罰を受けます。
前科者になる前に、車検を依頼してすぐに対応してもらいましょう。
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車検切れの車を運転すると、逮捕?罰金80万円!?

車検切れの車を運転するメリットは、なにひとつありません。
まず、車検切れの車を運転すると「道路運送車両法違反」に該当します。
無車検車運行の法定刑は、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金です(道路運送車両法第58条1項、108条)
さらに、車検の期限が切れている場合、自賠責保険証の有効期限も切れています。
この場合、「自動車損害賠償保険法違反」にも該当します。
無保険車運行の法定刑は、1年以下の懲役または50万円以下の罰金です(自動車損害賠償保障法第5条、86条の3)
これら2つの罰則が適用された場合、以下の2つの処罰が課せられる恐れがあります。、
- 違反点数6点(初犯で90日間の免許停止、前歴ありなら取消1年)
- 1年6ヶ月以下の懲役又は、80万円以下の罰金
初犯であれば罰金の支払いだけで済むでしょう。
ただし、最大80万円の罰金を支払う上に、前科がつくため就職・転職の際には賞罰に「前科あり」と記載しなければいけません。(記載しないと経歴詐称で損害賠償責任に問われる恐れも……)
2度目の違反以降は罰金の支払いだけでは済まされず、刑務所に収容される「実刑判決」になる恐れもあります。
さらに、違反車両の状態で万一交通事故を起こしてしまった場合、物を壊したら保証しなければならなくなりません。このとき、「違反車両だから」という理由で保険金が支払われないこともあります。
このように車検切れの車を運転するメリットは何もないことを覚えておきましょう。
車検切れの車を公道で走らせるとすぐバレる理由
「車検切れなんて車検証見せない限り分からないよね」と思うかもしれませんが、2つの方法ですぐにバレます。
ひとつは、車の前面窓ガラス中央に貼り付けている「車検の有効期限」を表しているシールです。

上記のシールは「車検の有効期限」を表しており、違反者のシールは過去の年月になっているためひと目でわかります。たとえば、平成31年4月であるにもかかわらず、平成31年1月のシールが貼られていれば車検を通していないことがひと目で分かります。
また、シールの色は一定期間で変わるため、色の違いで違反しているかどうか簡単に判断できるのです。
もう一つのパターンは、走行中の車のナンバーが照合されることでバレてしまう場合です。実は、2018年度から国土交通省が「ナンバー自動読み取り機」を用いて、違反車両を特定するシステムの運用を開始しました。

上記の写真はNシステムと呼ばれる機械で、道路の走行中に一度は見たことがあるのではないでしょうか。Nシステムは事件や事故の逃走車両を追跡するために設置されています。
つまり、このシステムを通過する車両のナンバーは、すべてチェックされているといっても過言ではないのです。
実際のシステムは公開されていないものの、すでに設置されているNシステムのような設備を利用すれば、車検のデータと照合するだけなので違反車両かどうか一瞬で判断できるのです。
これら2つの理由から、車検切れの車を公道で走行させると検挙される可能性が高いのです。
車検切れに気づいたら、まずは整備工場へ連絡
上記で解説してきたように、車検が切れている車は今すぐ車検に通すようにしましょう。具体的には、車検を実施してくれるディーラーや町工場に車検を依頼すれば問題ありません。
車検に出す前には、次の3つのポイントを確認してから依頼すると、不正に高い金額になったりせず、しっかりした車両整備を受けることができます。
車検に出す前にチェックすべき3つのポイント
ただし、車検が切れていることを理由に、高額な車検費用を請求してくる業者もいます。悪徳業者を避けて質の高い車検サービスを受けるためには、以下の3つの点に気をつけてお店を選ぶようにしましょう。
- 代車をすぐに貸してくれるかどうか?
- 見積もりをすぐに出してくれるか?
- レースカーやサーキット走行車の整備実績があるか?
車検の有効期限が切れていると焦りがちになりますが、上記の3つは絶対に確認してください。
それぞれ気をつけてほしい理由があるので詳しく解説していきます。
代車をすぐに貸してくれるか?

まずは、代車をすぐに用意してもらえるか確認しましょう。もし、2〜3日車がなくても生活に支障が出ないのであれば借りる必要はありません。ただ、日常生活に車が必須であれば代車がないと困ります。
地域や業者によって違いはありますが、レンタカーを終日借りるとなると毎日1万円近くかかるため、数日で2〜3万円と高い出費になります。
一方、代車であれば一日あたりかかる費用は3,000〜5,000円程度なのでレンタカーの半額程度で済むのです。
ただし、代車を無料で貸してくれる業者もいますが、車検料金に上乗せされていることがほとんどです。代車が無料で貸し出される分車検費用が高くなるか、整備の質が下がることを押さえておきましょう。
見積もりをすぐに出してくれるか?

業者を選ぶときには、見積もりをすぐに出してくれるかどうかも、業者を選ぶうえでは重要な要素になります。
トラブル対処の経験が豊富な整備工場であれば、代車費用や交換部品の費用などをすぐに算出し、当日中に見積もりを出すようにしてくれます。
車検が切れているのに、即日で対応してくれない業者はかなり不親切なので避けるようにしましょう。
たいていは見積も通りの金額になることがほとんどですが、車を分解整備する過程で不具合が見つかることがあります。
このような場合は、費用の加算があるためあらかじめ覚悟しておきましょう。
レースカーやサーキット走行車の「高度な整備実績」があるか?

レースカーの整備実績があるかも確認してほしいポイントです。
「レースなんて、道路を普通に走行する一般人には関係ないのでは?」と思うかもしれませんが、車検費用を安くしつつ高品質な整備をしてもらうためには大切なポイントになります。
たとえば、一般的なディーラーであれば「次回車検まで故障するようなことがないように」と過剰に整備を行いがちです。過剰に整備する分、本来交換する必要のない部品を交換したり、余分な整備をするため車検の総額が高くなりがちです。
一方、安さをPRしている業者の場合は部品交換などは行わず、車検に合格するために手を加える程度で終わってしまいます。このため、車検を受けた直後に故障してしまうこともあるのです。
新車購入した国産最大手メーカーの地場ディーラーで2回目の車検を受け、2日ほど預けた車が夕方返ってきたのですが、翌日の早朝に遊びに出かけようとしたら、ATのシフトレバーがPの位置から動きませんでした。すぐにディーラーに電話し、修理のために引き取らせたところ、駆動系総取替えの大修理。
出展:Yahoo知恵袋
この点、レース車の整備も手がけている業者であれば車検項目以外に、整備が必要なポイントを一緒に確認してくれます。
また、部品の耐久性も熟知しているため、車の使用状況に合わせたベストな交換タイミングを知り尽くしています。
このため、必要な部品のみを交換するため過剰な整備をすることもありません。また、車が故障しないために車検の点検項目以外に確認するポイントを熟知しているため手抜きの整備をするようなこともないのです。
まとめ
車検の期限が切れていることに気がついたら、すぐに整備工場に依頼して車検を通してもらうことが大切です。
「たった1日なら大丈夫だよね」と安易に考えず、適切な車検をおこなってくれる業者に依頼して車検を通すようにしましょう。
車検費用や整備内容で車検業者を比較しよう!
車検を依頼するときに、適当にお店を選んでいる人が多いです。
でも、これってかなりもったいないです。場合によっては車検で何万円も損するなんてことになりかねません。
たとえば、決済方法が「現金のみ」なのか「クレジットカード対応」なのかによって、1,000円以上得することもあります。
たとえば、1%還元のクレジットカード払いができれば10万円分の決済をして、1,000円分戻ってくるんです。
また、見積もり無しで車検を実施されて、無駄な部品を付けられて総額が価格が跳ね上がったり、代車が無料だと思っていたら有料だったなんてこともあります。
無駄な部品を付けられて、総額が5万円以上高くなるなんてこともありえるのです。
このように、車検は「お金」「整備内容」を比較して依頼することが大切になります。

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また楽天カードを持っていればポイントをゲットできるため、適当に車検に通すよりもかなりお得です。
車を持つ以上、絶対に車検を受けなければいけないのであれば、少しでもお得な方が良いですよね?