車検の時期が近づいてくると、「そろそろ予約しないと…でも面倒くさい」と感じてしまうのもですよね。
車検の費用は高いとわかっていながら、実際にかかる費用を調べるにはどうすればいいかわかない人もいるでしょう。
このページでは、たった3ステップで車検にかかる具体的な費用を知る方法を解説していきます。さらに、無駄な過剰整備を省きつつ、必要なメンテナンスをきっちり受けるにはどうすれば良いかも合わせて解説していきます。
車検の見積もりは3ステップでOK!
車検の見積もりを取るには、車を整備してくれる工場に車を預ける必要があります。「○○○円から」と、費用が固定されているような整備工場もありますが、実際の費用は車の状態を見ない限り判断することができません。
たとえば、「車検費用コミコミ49,800円から」という看板があったとしても、実際は追加の部品費用や部品交換に伴う技術料を求められます。
最初は5万円程度だったのに、見積もりができあがると8万〜10万円になっていてもおかしくないのです。そのため、車検を依頼するときには見積もりを取ることが大切になるのです。
車検の見積もりを取るときには、以下の3ステップで整備工場を見つけるようにしましょう。
- お店を選ぶ
- 電話やメールで予約
- 実際に預けて見積もりをとる
それぞれのポイントについて解説していきます。
お店は口コミを参考にして選ぶ
お店を選ぶときは口コミの内容を参考にしましょう。特に、「レースカーの整備実績」がある整備工場を中心に見ていくと整備費用を安く抑えることができます。
口コミが無い整備工場は不安なのはもちろんですが、実際のサービスが良いのかどうかが客観的に判断することができません。

出典:グーピット
たとえば、上記の画像にある掲載店では5点満点中、4.97点とかなり高い評価がついていることがわかります。このように、口コミで高く評価されているお店であれば安心して車検を任せることができます。
また、「レースカー整備」の実績があるかも大事なポイントです。実は、自動車部品がもっとも過酷な環境にさらされるのが自動車レースだからです。摩擦や熱に負けない部品性能を引き出さなければレースには勝てません。
そのため、自動車レースに参加している整備工場であれば部品の限界性能を知っているので、適切なタイミングで部品を交換してくれます。
ディーラーがやりがちな「まだまだ使える部品なのに、お店の利益を上げるためにすぐ交換」してしまうようなことはないでしょう。
車検整備を依頼するときには口コミの評価が良く、レース車の整備実績がある工場を選ぶようにしましょう。
電話で予約する
どのお店に車検を依頼するか決まったら、電話で連絡するようにしましょう。
お店がメールフォームなどを用意している場合もありますが、店員の雰囲気を知るためには電話のほうが良いです。(理想をいえば、1店ずつ対面で訪れるほうが良いですが面倒です…)
たとえば、車の詳しい状態をわかりやすく聞いてくれたり、ちょっとした疑問でも聞きやすい雰囲気が電話口から感じられるなら素晴らしい整備工場といえるでしょう。
反対に、電話の対応が「威圧的だな…」などマイナスに感じる部分があれば、口コミがいい評価でも疑ったほうがいいでしょう。最悪の場合手抜き整備をされる可能性も考えられます。
お客さんに対する電話の対応が丁寧なほうが、預かった車を丁寧に取り扱ってもらえます。競合が多い自動車整備工場にとって、新しいお客さんを入れるために接客は力を入れる必要があるからです。
電話口での雰囲気が悪くない整備工場かどうかしっかり確認しましょう。
車検は1ヶ月前には予約する
車検は遅くても1ヶ月前には予約するようにしましょう。特に代車を借りる予定であれば早めに予約したり、代車の貸出が可能か問い合わせると良いでしょう。
整備工場によっては、代車の数が限られているためお店で持っている分については無料か格安(1日1,000円程度)で貸し出してくれます。
ただ、繁忙期の2月と3月は車検依頼が一気に増えるため代車の費用が高くなったり(1日3,000円程度)、が用意できない場合もあります。また、繁忙期でお客さんが入るからこそ通常よりも車検費用を高く設定している場合もあります。
そのため、余裕を持って予約するようにしましょう。
実際に車を預けて見積もりをとる
お店も選び、予約して車を預ける段階になったらあとは車を持っていくだけです。あとは悩むことも特に無いのですが、車を預けるときには以下のポイントを整備工場と確認するようにしてください。
- 代車の費用
- 車検が終わるまでの日数
- 追加料金の有無
- オプションの有無
特に、オプションの有無はしっかり確認するようにしましょう。たとえば、洗車のオプションがあらかじめ組み込まれている場合があります。
たとえば、車検のときの洗車を任意で選べる整備工場であれば、洗車のオプションを抜くことで安くしてもらうことができます。
店舗で見積もりにかかる時間は「数時間〜丸1日」
実際に車を預けて具体的な車検の金額を算出してもらうのにかかる時間は、早ければ数時間、長くても丸1日程度です。
閑散期で車検の予約がほとんど入っていないような状況であれば、すぐに作業に着手するため数時間もかからず見積もりを出してもらうことができます。
一方、2〜3月の繁忙期で見積もり待ちの車が多く控えている場合、見積もりが出るまでに翌日までかかることがあります。
車検切れまで時間がない場合は、複数のお店に確認してすぐに着手してくれるお店を選ぶようにしましょう。
見積もりだけなら基本的には無料
見積もりにかかる費用は、無料のところがほとんどです。というのも、車検については費用に大きな差が無いと考える人が多く、見積額を比較するようなことが無いからです。
そのため、たいていは最初に訪れたお店に車検を依頼するということになってしまうのです。
ただ、見積もりは無料でも実際の車検で請求される金額は大きく違ってきます。そのため、面倒でも他の車検工場と見積り金額は比較するようにしましょう。
車検費用の相場
軽自動車の車検費用にもある程度相場があります。軽自動車の相場は、走行距離が増すごとに増えていくと考えてください。
年式・走行距離 | 税金・強制保険など法定費用 | 整備費用 | |
---|---|---|---|
3年・2万キロ | 35,000円〜40,000円 | 15,000〜20,000円 | 50,000〜60,000円 |
5年・4万キロ | 20,000〜30,000円 | 55,000〜70,000円 | |
9年・6万キロ | 25,000〜40,000円 | 60,000〜80,000円 | |
11年・9万キロ | 40,000〜50,000円 | 25,000〜50,000円 | 65,000〜100,000円 |
13年・10万キロ | 25,000〜60,000円 | 65,000〜110,000円 |
上記の金額は年式と走行距離のおおよその目安金額です。年式が増えるほど見積額が増える理由は交換部品の費用が多くなるからです。
たとえば、3年や5年経過するとタイヤの劣化が見られるため交換に2〜3万円ほどかかります。また、9年経過する頃にはエンジン周辺の部品の劣化が見られるようになるため大掛かりな整備が必要になるでしょう。
ただし、この整備に関連する費用は普段の保管状況や業者次第で変わります。年式が古い軽自動車になれば、整備にかかる費用だけで5万円以上変わることもあります。
「無料」のサービスに踊らされない
無料で査定してもらえるのはありがたいことですが、無料のうちに受けたサービスは車検費用として請求されることは覚悟しておきましょう。
たとえば、査定額を見積もりしている時間に高級なコーヒーや紅茶、さらには帰り際にお土産を渡してくれる整備工場があります。この傾向は新車を販売しているディーラーほど顕著になります。
サービスを受ける分には非常に嬉しいですが、1万円・2万円と上乗せされることを考えれば「必要ない」と言えるのではないでしょうか。
それだけの金額があれば、ちょっと高い夕飯を食べたり、趣味のグッズにお金をかけるほうがよっぽど有意義でしょう。
そのため、見積もりの段階でやたら豪華なサービスを受けた場合は「何か裏があるかも…」と疑ってみるようにしましょう。
車検の見積もり金額を比較するには
まとめ
車検の見積もりの具体的なとりかたを解説してきました。口コミや電話口の雰囲気も合わせて検討すると、良い整備工場に出会える可能性が高くなるでしょう。
なお、このページで解説した良い口コミの整備工場や、レースカーの整備歴がある車検工場は「車検比較サービス」を利用すると簡単に見つけることができるので参考にしてみてください。
車検費用や整備内容で車検業者を比較しよう!
車検を依頼するときに、適当にお店を選んでいる人が多いです。
でも、これってかなりもったいないです。場合によっては車検で何万円も損するなんてことになりかねません。
たとえば、決済方法が「現金のみ」なのか「クレジットカード対応」なのかによって、1,000円以上得することもあります。
たとえば、1%還元のクレジットカード払いができれば10万円分の決済をして、1,000円分戻ってくるんです。
また、見積もり無しで車検を実施されて、無駄な部品を付けられて総額が価格が跳ね上がったり、代車が無料だと思っていたら有料だったなんてこともあります。
無駄な部品を付けられて、総額が5万円以上高くなるなんてこともありえるのです。
このように、車検は「お金」「整備内容」を比較して依頼することが大切になります。

たとえば、楽天車検なら全国の車検に対応している整備工場からあなたの予算や整備内容に合致した優良業者を見つけることができます。
また楽天カードを持っていればポイントをゲットできるため、適当に車検に通すよりもかなりお得です。
車を持つ以上、絶対に車検を受けなければいけないのであれば、少しでもお得な方が良いですよね?